まさかの大波乱だ。カタールW杯欧州予選プレーオフ準決勝(24日=日本時間25日)が各地で行われ、昨年の欧州選手権を制したイタリアが北マケドニアに0―1で敗れ、2大会連続で本大会出場を逃した。

 イタリアは序盤から主導権を握り、敵陣に攻め込むもゴールが奪えない中、0―0で迎えた後半アディショナルタイムの47分に北マケドニアのFWアレクサンダル・トライコフスキにミドルシュートを叩き込まれて失点した。32本ものシュートを放ちながらも敗退したロベルト・マンチーニ監督は「この試合をコメントするのは難しい。素晴らしいチームだったが、それに値する結果ではなかった。申し訳ない。失望は大きい」とコメントした。

 FWクリスチアーノ・ロナウド(37)を擁するポルトガルはトルコに3―1で勝利し、29日(同30日)の決勝でW杯出場権をかけて北マケドニアと激突。ウェールズはオーストリアに2―1で競り勝ち、ロシアのウクライナ侵攻を受けて6月に延期されたウクライナ―スコットランドの勝者と対戦する。スウェーデンは延長の末にチェコを1―0で下し、ロシアの出場禁止により不戦勝となったポーランドと29日の決勝に顔を合わせる。