フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)の同国代表FWキリアン・エムバペ(23)の母親ファイザさんが今夏の移籍が確実視されるスペイン1部レアル・マドリードに1億2500万ポンド(約196億円)を要求していると英紙「サン」が伝えている。

 エムバペは今季限りでPSGとの契約が満了となり、移籍金なしで他クラブに加入することが可能となる。すでにRマドリード入りが確実とされている中、同紙は「エムバペとRマドリードの契約が緊密になっているように見えていたが、エージェントでもある母親がオーナーであるフロレンティーノ・ペレスと強気な交渉をしている」と報じている。

 同紙によると、スペインメディア「OKディアリオ」のエドワルド・インダ氏が「母親はPSGが(本来ならばエムバペの)移籍金としていた1億5000万ユーロ(約196億円)を契約金として要求するために懸命だ」とコメントしたという。本来ならば支払う必要のないものだが、契約金のつり上げが目的とみられている。

 Rマドリードはエムバぺに年俸2500万ユーロ(約32億8000万円)を提示したと各メディアが伝えている中、母親の強気な要求が今後の契約交渉に影響を与えかねない。