ロシア軍の侵攻を受けてリーグが中断しているウクライナ1部の名門シャフタル・ドネツクのセルゲイ・パルキン最高経営責任者(CEO)は、所属するユースチームのコーチがロシア軍に殺害されたと発表した。英紙「デーリー・スター」が伝えている。

 同紙によると、パルキンCEOはSNSに「昨日(2日)、スタッフの1人が殺された。彼は子供たちのコーチだった。彼は、ロシアの弾丸の破片によって殺された」と書き込んだという。すでに国際プロサッカー選手協会(FIFPrо)はウクライナ人選手2人が戦争の犠牲になったと発表しているが、同国サッカー界の被害が拡大しているのは間違いない。

 その上で「シャフタルのトップは、ロシアがウクライナへ攻撃を続けていることでロシアの人々に『血なまぐさい政権に反対する恐怖はあなたの最大の敗北です』としてウラジミール・プーチン大統領に反抗するように訴えた」と報じた。

 すでに同クラブではロシアによる侵攻が始まってから所属するブラジル人選手を家族とともにルーマニアへ脱出させることを成功させている。