ドイツ1部ドルトムントに所属するノルウェー代表FWエーリングブラウト・ハーランド(21)が大手スポーツメーカー「アディダス」の本社を訪れ、元フランス代表MFジネディーヌ・ジダン氏らと極秘会談したと、ドイツ紙「ビルト」が伝えている。

 1月末でハーランドと契約満了となったナイキ社は5年総額5000万ユーロ(約65億円)を提示し、再契約をオファーしている中、プーマ社も同規模の条件を提示するなど、世界的なメーカーがハーランドを巡って火花を散らしている。

 そんな中、同紙によると、ハーランドは7日に実父のアルフインゲさんとともにアディダス本社を訪問。さらにはハーランドが幼少期に憧れていた元スペイン代表MFミチュ氏とジダン氏が極秘会談に同席し、選手に対してアディダス社のサポート体制などについて説明を受けたという。

 ハーランドが正式契約することになれば、アディダス社とサプライヤー契約を結ぶなど、強固な関係を築いているスペイン1部レアル・マドリード入りが有力となるとみこまれている。ハーランド獲得を熱望するスペイン1部バルセロナとフランス1部パリ・サンジェルマンはナイキ社と契約しているためだが、果たして、世界最強ストライカーはどんな決断をするのか。