フランス代表FWキリアン・エムバペ(23)は6月いっぱいまでのフランス1部パリ・サンジェルマンとの契約満了後に相思相愛とされるスペイン1部レアル・マドリードへ移籍するとみられている中、残留を主張する者が現れた。

 英紙「エクスプレス」によると、Rマドリードなどで活躍した元カメルーン代表、ジェレミ・ヌジタップ氏(43)はこう主張した。「私、個人の考えでは移籍しないと思う。当初エムバペは『世界最高のサッカー選手とプレーしたい』と言っていた。パリSGには世界最高の選手が揃っているのに、移籍して他のビッグクラブに行くことはないと思うんだ。彼はパリSGでチームリーダーの一人だし、ベストなプレーヤーの一人になり始めているからね」

 同氏は自身がRマドリードでプレーした経験から「僕自身はエムバペにはRマドリードに行ってほしいと思っているけど、彼がどう考えるかを踏まえると、こういう状況では移籍を決断しないと思う」。まだスペイン行きを既定路線と見る向きは強いが、現地メディアが先日、エムバペとパリSGとの契約延長交渉を伝えるなど残留をうかがわせる動きもあるが、現実は同氏の見解通りとなるのだろうか。