まさかのプランが急浮上している。

 フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)のイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマ(22)とスペイン1部バルセロナのドイツ代表GKマルクアンドレ・テアシュテーゲン(29)のトレードが提案されていると、スペインメディア「エル・ナシオナル」が伝えた。

 ドンナルンマは今季に向けてイタリア1部ACミランからPSGに移籍金なしのフリーで加入した。ただコスタリカ代表GKケイロス・ナバスとのポジション争いもあってローテーション起用となっており、レギュラーに定着できていない。ドンナルンマは、この状況に不快感を持っていると地元メディアで報じられている。

 そんな中「エル・ナシオナル」によると、ドンナルンマの代理人ミノ・ライオラ氏は、バルセロナにテアシュテーゲンとのトレードを画策したという。「解決策はバルセロナにある。ミノ・ライオラは交換を提案することで光を見い出した」と報道。さらに「バルセロナは(ライオラ氏が代理人を務めるドイツ1部ドルトムントの)ノルウェー代表FWエーリングブラウト・ハーランドを獲得するためのポイントを得た」と伝えている。

 テアシュテーゲンは深刻な財政難に陥っているバルセロナからの要請を受けて年俸の減額に応じただけに、PSG入りなら「ジューシーな契約を結べる」という。またバルセロナも今夏の獲得を狙うハーランド取りのためライオラ氏に恩を売りたいところ。今後の動向が注目されそうだ。