イングランド・プレミアリーグのニューカッスルが、〝悪童〟の異名を持つトルコ1部アダナ・デミルスポルの元イタリア代表FWマリオ・バロテッリ(31)の獲得に動いている。

 スペインメディア「ミオトラリーガ」は「ニューカッスルがバロテッリに目を向けている。彼に新しいチャンスを与えようとしている」と報道した。

 かつてはイタリア代表のエースだったバロテッリだが、素行不良や練習意欲の欠如などでプレーに精彩を欠くシーズンが続いており、今季はトルコへ〝都落ち〟。しかし新天地で心機一転して18試合に出場して7ゴール2アシストと見事に復活を遂げた。

 イタリア代表への復帰も待望論が出る中、サウジアラビアの皇太子が率いる投資ファンドが買収して話題のニューカッスルがバロテッリに白羽の矢を立てた。アダナ・デミルスポルのサンジャク会長は「これまでのところ正式なオファーはない」としつつも「ニューカッスルはバロテッリとの契約を検討してきた」と関心を認めている。そして「彼はクラブにお金が入ることなしに移籍をすることはない」と移籍金の条件次第で放出する可能性も示唆した。

 かつて世界を席巻した悪童の去就に注目が集まる。