イングランド・プレミアリーグ、リバプールの日本代表MF南野拓実が、27歳のバースデー弾で汚名を返上した。南野は16日のブレントフォード戦で、2―0で迎えた後半29分にMFチェンバレンに代わり途中出場。前線で激しくプレスをかけると3分後、FWフィルミノが相手GKのパスをカットし、こぼれたボールを南野とゴール前でパス交換。最後は南野が右足ダイレクトでシュートを放ち、ゴールを決めた。今季公式戦6点目。

 13日のイングランドリーグカップ準決勝アーセナル戦では、終盤にゴール前での超決定機でシュートを大きくふかし、ドロー。“戦犯”と非難されていた。すぐにやってきたチャンスで結果を出した格好。英「デーリー・メール」は「アーセナル戦での悪夢のミスから立ち直った」と好プレーを評価した。

 この日は自身の誕生日。クロップ監督によると、試合前には複数言語のバースデーソングで祝福されたという。米「ファン ネイション」によると、DFアンディ・ロバートソンは南野のアーセナル戦を踏まえ「ストライカーとしてチャンスを逃したときには、それを修正することが重要。彼は今日、それを実行した。タキがゴールを決めたことで、彼の誕生日を祝えたし、彼がチームで活躍できてうれしい」と語っている。

 リバプールは2位に浮上。南野にとって、最高の誕生日になった。