サッカー界のスター選手たちの〝意外な前職〟が話題になっている。

 英メディア「スクウォーカ」は「スタープレーヤーになる前に、サッカーとは異なる職業の経歴を持った選手たちがいる。その職業は多様だ」と意外な業界から転身した有名選手を特集した。

 まずはドイツ代表のエースとして活躍し、2006年の地元開催のW杯で得点王にもなったミロスラフ・クローゼ氏。「プロデビュー前に大工見習いとして訓練していたことがある。それ以後、サッカー選手でデビューした」

 イングランドプレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドで守護神として活躍した元デンマーク代表のピーター・シュマイケル氏は「1987年にデビューする前に、療養所で清掃の仕事を始めた。清掃員以外にも、繊維工場で営業管理担当者の仕事もしばらく行っていた。その後彼はマンチェスターUでレジェンドとなった」

 また、イングランドのポーツマスで当時の日本代表GK川口能活とレギュラー争いを展開したシャカ・ヒスロップ氏は「デビュー前に優秀な模範生だった。ヒスロップはハーバード大学で学位を取得して卒業し、NASA(米航空宇宙局)のインターンとして勤務した。そしてカリブ海の有名な工学プロジェクトに参加して名を馳せた」と宇宙工学の分野でもその才能を発揮していたという。

 最高峰の舞台で活躍する選手はサッカー一筋が多い中、まさに異色のキャリアと言えそうだ。