イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティーが、サッカー界で初めてオンライン仮想現実空間の「メタバース」を導入し、VR(仮想現実)トレーニングを実施することになった。

 英メディア「スポーツプロ」は「マンチェスターCが英国のソフトウエア会社が作ったVRプログラムを活用して、仮想空間でのフィットネスとトレーニングシステムを導入する。ファンと対話する方法も模索している」と報じた。

 メタバースは2028年に100兆円規模の市場になると予想されており、ウォルト・ディズニー、アディダス、フェイスブックなど世界有数の企業が参入へ動いており大きな注目を集めている。

 こうした動きに世界屈指の強豪であるマンチェスターCも反応し、最先端トレーニングを導入する方針を決めた。

 導入するプログラムでは、選手たちがグラウンドにいるかどうかにかかわらず、身体的な接触をすることなくプレーの詳細なシミュレーションを遂行でき、仮想練習に参加することで負傷した選手のリハビリにも大いに役立つという。

 さらに、プログラムを活用したファンサービスも計画。様々なデジタル技術を活用してスタジアムにおけるアクティビティーを経験したり、ボールなどデジタルで構成されたアイテムを直接触れているような感覚で体験できる。

 世界最強軍団による新たな試みは大きな話題を呼びそうだ。