ベルギー1部シントトロイデンに加入した元日本代表MF香川真司(32)が、ポジションをコンバートする可能性が出てきた。

 11日に入団会見を開いた香川は、新天地でのポジションについて「チーム、監督が変われば求められるものも変化していく。今回も新しいチーム、監督のもと、僕ももっと変化、進化していいきたいと思った。そういうチャレンジを僕は必要としていた。具体的に監督と話をした中で、非常に魅力的だし、自分を大きく成長させてくれる。そのポジションの中でまた新たな自分自身を築いていけるんじゃないか」と語った。これまでは前線でのポジションでプレーしてきたが、守備的MF(ボランチ)で新たな特長を引き出すことになりそうだ。

 シントトロイデンの立石敬之CEOも「彼を獲得する際に、どのクラブも昔の彼のイメージを持って希望していることがあった。私どもは監督と相談した結果、攻撃的なタスクを中心として担っていただきたいが、少しボールにたくさん触れながら試合を落ち着かせたりコントロールしたり、新しい香川真司を作っていこうと思う」と説明。これまでより低い位置から司令塔の役割を担うことになりそうだ。

 ニュー香川がどのような活躍を見せてくれるのか楽しみだ。