イングランド・プレミアリーグの強豪マンチェスター・ユナイテッドのラルフ・ラングニック監督(63)が自身への不満から退団志願者が続出しているとの報道に反発したと、地元紙「マンチェスター・イブニング・ニュース」が報じた。

 ポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウドら大型補強を実施したマンUだったが、成績は低迷。オーレグンナー・スールシャール監督は解任され、ラングニック監督が着任するもメンバーを固定することから「クラブの雰囲気はどん底になっており合計17人の選手が不満を抱いている。チームを離れる可能性がある」(英紙デーリー・メール)という。

 そんな中、ラングニック監督は、チームの内紛報道に「夏に契約が切れる選手の1人か2人の選手が去りたいと思っている。それはプロとしての方法で状況に対処する選手についてだ。そうではない場合、選手、クラブ、代理人と話し合う必要がある」と語った上で「私が知る限り選手はプロとして対応している。他に何も言えない。そうでないことに気付いた場合、選手に直接話す」と、移籍志願者への対応を説明した。

 さらに「これだけの数の選手がいる中で10人のフィールド選手がプレーし、3人の交代枠がある。この場合、多くの選手がプレーできるかどうかわからない。そうした選手は状況に不満を持つのは明らかだ。これは私たちのチームだけではなく他のクラブでも問題になっている」と、マンUを狙い撃ちにした報道に反発していた。

 ただ、こうしたイレブンの不満が外部にまで漏れ伝わるのは、チームがうまくいってない証しでもある。指揮官はストレスを溜める選手たちをまとめていくのだろうか。