スペイン1部バルセロナが熱望しているドイツ1部ドルトムントのノルウェー代表FWエーリングブラウト・ハーランド(21)獲得にサポーターが猛反発している。

 スペイン紙「ムンドデポルティボ」は、バルセロナをはじめビッグクラブが獲得を狙うハーランドの獲得費用について移籍金、代理人手数料、年俸などを含めて総額3億ユーロ(約393億円)に達すると報道。その記事のコメント欄には、バルセロナファンからは辛らつな意見が書き込まれていた。

 すでに総額1600億円にもおよぶ負債を抱えているなど、深刻な資金難に陥っていることあり「ハーランドと契約することはできない。それは不可能だ」「(ジョアン)ラポルタ(会長)はハーランドに恋するが、お金はない」「(MFフィリピ)コウチーニョ(FWウスマヌ)デンベレもハーランドと同じ年俸を要求しているので、他の選手を残せばいい」「私たちには下部組織出身の選手がいる。高給取りはいらない」との声が寄せられていた。

 また、ハーランドは敏腕代理人として世間を騒がせることも多いミノ・ライオラ氏と契約していることで「ライオラの選手と6年契約? ハハハハ」など否定的な意見が多かった。ハーランドがバルセロナにとって貴重な戦力になるのは間違いないが、破産寸前とされるクラブの財政事情から大物獲得を望むファンは少数派のようだ。