スコットランド・プレミアリーグで日本代表FW古橋亨梧(26)の所属するセルティックに新たな問題が指摘された。

 セルティックは昨年12月にJ1横浜Mから日本代表FW前田大然(24)、川崎から同FW旗手怜央(24)、G大阪からMF井手口陽介(25)を獲得したと発表。シーズン後半戦に向けて古橋を加えた〝日本人カルテット〟の活躍に期待しており、勝ち点6差で追う首位レンジャーズの逆転を狙う。

 そんな中、地元メディア「Scotsman」は昨年12月に獲得がささやかれていたFWの前田、左サイドバックも務める旗手、守備的MFの井手口を紹介し、冬の移籍市場でセルティックの補強戦略を及第点と評価しながらも「このチームにはクリエイティブな中盤がいない」とし、アンバランスな編成になると指摘した。

 特にゴールを量産している古橋に加え、Jリーグ得点王の前田とFWが本職の旗手の加入で点取り屋の層が厚くなり、大幅な得点力アップが見込める一方、ボールを前線に供給するMF陣に物足りなさがあり、チームのストロングポイントになるストライカーの良さを生かせない可能性があるという見解だ。

 元横浜M監督でセルティックを率いているアンジェ・ポステコグルー監督は、日本選手の補強に満足している様子だが、果たして後半戦に臨む新チームは機能するのだろうか。