スコットランド・プレミアリーグのセルティックに加入後、大ブレークした日本代表FW古橋亨梧(26)が難題に直面している。

 J1神戸に所属していた21年7月に4年契約でセルティック移籍が発表された古橋は、ここまで公式戦で16得点をマーク。リーグ8得点で得点ランキング2位につけている。12月19日のリーグカップ決勝では2得点を決め、チームのタイトル奪取に大きく貢献。早くも世界最高峰のイングランド・プレミアリーグへのステップアップもささやかれている。

 そんな古橋にとって最大の課題となっているのが英語の習得だ。地元紙「SCOTSMAN」は「キョウゴが集中するのは英語力の向上だ。(同僚のGK)ジョー・ハートも古橋への唯一の不満が『彼と会話できないこと』と語っている」と指摘し、古橋自身も「みんなとコミュニケーションを取りたいので一生懸命勉強している」と伝えている。

 ただ、Jリーグに外国人選手を紹介している選手代理人は「スコットランドの言葉はなまりがきつい。英語は英語だけど、発音も違うし、覚えるのは大変かも。日本でも方言のなまりがきついと聞き取りづらいのと一緒だよ。スコットランドも北の方だから」と、英国の中でもなまりがきつく、特殊な発音などが求められるという。

 海外進出した選手にとって、語学力の向上も異国で成功するために欠かせない重要な要素とされている。しかし、世界的に「スコットランド英語」と称されるように英語圏の国であっても独特で〝クセがすごい〟ため、古橋が習得にも時間がかかるとみられており、ここまで悪戦苦闘しているようだ。

 日本代表ではフランス1部ストラスブールに所属するGK川島永嗣(38)が6か国語を駆使することでイレブンの尊敬を集めているが、古橋もプレーとともに語学力もレベルアップを果たしたいところだ。