スペイン1部バルセロナは、契約延長交渉が決裂したフランス代表FWウスマヌ・デンベレ(24)の退団時期を前倒ししようとしている。

 2022年6月末で契約の切れるデンベレを巡っては、契約延長交渉を進めてきたが、想定外の高額年俸を要求されて合意に至らず、事実上の決裂状態となっている。このままでは来夏にフリーで移籍することになるが、スペイン紙「スポルト」によると、バルセロナは来年1月に放出することを検討しているという。来夏の退団は不可避となったことで、その状態のままチームに在籍されてもしてもクラブ運営に悪影響が出ると考え、契約を解除して来年1月の移籍を進めようとしているのだ。

 しかしデンベレ自身は来夏の移籍を前提としているため、1月放出を受け入れない可能性が高い。そんなストライカーは、フランス1部パリ・サンジェルマンを目指しているとされ、スペイン紙「ムンドディポルティボ」は、デンベレ側がパリSGと交渉を開始したと報じている。また「スポルト」は、イタリア1部ユベントスとの個人合意を伝えた。現在、新型コロナウイルス感染で自宅隔離中のデンベレは、どんな未来を選ぶのだろうか。