イングランド・プレミアリーグ、アーセナルの日本代表DF冨安健洋(23)が、クラブの〝レジェンド〟であるリー・ディクソン氏(57)から絶賛された。

 今夏の加入からすぐに右サイドバックのスタメンに定着すると、ここまでリーグ4位浮上に貢献。そんな中、英紙「デーリー・メール」によると、現役時代に右サイドバックで活躍し、2度のリーグ制覇に貢献した同氏は「冨安の活躍に疑いの余地はない。確かに彼は典型的なサイドバック(SB)のような体格ではないが、(チェルシーの(左SB)マルコス・アロンソも背が高く、彼と似たような体格をしている。彼はボールを持って出てくるのがとてもうまいし、中盤やFWとの連係も素晴らしい。空中戦も得意だ」とコメントした。

 その上で「ディフェンス面やポジショニングの課題はあるが、それはほとんどのSBに言えること。それは改善されるだろうし、DFベン・ホワイトとの関係性も構築しながら、時間とともによくなっていくだろう」と指摘。また自身の後を継いで右SBで活躍した元カメルーン代表DFローレン・エタメ氏との比較については「彼の知識はあるけど、冨安とはトレーニングをしたことないし、毎日見ているわけでもない。でもこれまで見てきた試合は非常に印象的だった」と評価した。

 冨安はまた18日のリーズ戦で負傷交代し、26日に新型コロナウイルスの陽性判定が発表され、来年1月1日のマンチェスター・シティー戦も欠場となる見通し。早期復帰を願いたいところだ。