今冬のベルギー1部シントトロイデン退団が浮上しているFW鈴木優磨(25)に、Jクラブも熱視線を送っている。

 昨季挙げた17ゴールの実績を引っさげ、今夏のステップアップを狙ったが、思い通りに進まなかった。移籍期限ギリギリに舞い込んだドイツ2部シャルケからのオファーは手続きが間に合わず、結果的に残留。今季はチーム合流の遅れもあってか、ここまでリーグ11試合2得点にとどまる。

 そんな中、ベルギーメディア「フットボール・ベルギー」は「日本のストライカーはシントトロイデンを離れる準備ができているようだ。(年内最終戦の)オイペンとのホームゲーム後、時間をかけて他の選手やスタッフと抱き合ったり握手をしていた」と今冬の退団の可能性を伝えた。昨オフとは全く状況が異なり、今冬に移籍するにしてもオファーは限られる。同メディアによると、Jクラブからも関心を寄せられているという。

 さらに同国メディア「ニュースブラウト」も「シントトロイデンは、この数週間にJクラブからオファーを受けている」と指摘。まだ欧州でプレーを続ける可能性もあるが、J復帰となれば、古巣の鹿島なのか、それともほかのクラブで新たな挑戦を始めるのか注目されそうだ。