新型コロナウイルス感染急拡大が深刻な英国で、複数クラブでクラスターが発生しているイングランド・プレミアリーグで、ワクチン接種率の低さに批判の声が上がっている。

 コロナの影響で、プレミアリーグ第18節は当初予定の10試合のうち、4試合しか行われなかった。リーグの中断も取りざたされる中、注目を集めているのが選手のワクチン接種率。正確な数字は明らかにされていないが、英「デーリー・メール」によると、選手の10人に4人は2度のワクチン接種を完了していないという。

 この現状を非難したのが、英国の名物司会者ピアース・モーガン。ツイッターで「ワクチン接種を拒否する選手は、ケガの治療を拒否されるべき。命を救うワクチンで医者を信用しないのに、どうして足の骨折やじん帯断裂の治療で医者を信用する必要があるのか」とブチかました。

 これには、元イングランド代表のジョン・テリー氏が「衝撃的な声明だ」とびっくり。しかし、モーガンは「本当に衝撃なのは、英国のサッカー選手が欧州の選手よりも大幅に予防接種をしてないこと。それは非常識だ」とたたみかけた。

 止まらないコロナに対し、プレミアリーグがどのような対策を講じるのか、注目が集まっている。