イングランド・プレミアリーグのアーセナルに所属する日本代表MF冨安健洋(23)が負傷したことで、森保ジャパンに暗雲が垂れ込めてきた。

 冨安は18日のリーズ戦で先発出場したが、後半19分に交代した。試合後、アーセナルのミケル・アルテタ監督は冨安の状況について「筋肉系のケガだった。彼は私たちのチームに加わってから毎試合プレーしていて大きな負荷がかかっている。私たちは彼を外すことに決めた。大したけがではないことを祈っている」と語った。冨安は交代時に右ふくらはぎを気にするそぶりを見せており、患部の状況が気がかりだ。

 指揮官が語ったように筋肉系のけがとなると再発しやすく、今後は慎重な対応が求められる。冨安は森保ジャパンの守備の要として絶対的な地位を築いており、替えがきかないと言っていいほどの存在だ。

 カタールW杯アジア最終予選の行方を大きく左右する1月27日の中国戦、2月1日のサウジアラビア戦(ともに埼玉)までまだ時間があるとはいえ、負傷の状態次第では万全のパフォーマンスに戻るまで時間を要するケースも考えられる。日本代表の森保監督にとっては不安の種になりそうだ。