フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)がスペイン1部バルセロナのオランダ代表MFフレンキー・デヨング(24)の獲得に向けてブラジル代表FWネイマール(29)をトレード要員にする可能性が急浮上している。

 スペインメディア「エル・ナシオナル」によると、PSGが冬の移籍市場で目玉商品となるデヨングの獲得を狙っているという。当初はイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド入りが有力視されていたものの、デヨング側がイングランド行きに難色を示したことから、PSGも移籍先の有力候補と報じられている。

 バルセロナ側はデヨングの移籍金を1億ユーロ(約128億円)と見積もっており、豊富な資金力を持つPSGとすれば支払えない金額ではないが、同メディアは「PSGはネイマールとの交換を望んでいる。ナセル・アルケライフィ会長はネイマールの数字(リーグ10試合で3得点)にうんざりしており、獲得にネイマールを含めることをいとわない」とトレード要員とするプランを検討しているという。

 ネイマールの移籍金は2億ユーロ(256億円)以上となり、デヨング1人では釣り合わないものの、複数選手とのトレードや不足分を長期の分割払いなどでカバーすることは十分に可能だ。同メディアは「現在ネイマールはバルセロナの計画に含まれていない」とも伝えているが、今後の動向が気になるところだ。