リトアニア1部スドゥバとの契約が満了した元日本代表MF本田圭佑(35)が、監督として初のビッグタイトル獲得に期待が高まっている。

 本田が実質的な監督を務めるカンボジア代表は〝東南アジアの祭典〟と称されて大きな注目を集めるスズキカップ(シンガポール、5日開幕)に出場する。

 初戦で対戦するマレーシアのメディア「ボケットFC」は「本田圭佑がカンボジアをコントロールし、スズキカップに臨む」と題して指導者としての本田の手腕を特集した。

 マレーシアのタン・チェンホー監督は「カンボジアは本田の指導のもとでうまくプレーしている。それらの技術は急速に成長しているので、我々が対抗することは簡単な作業ではない」と警戒。そして「カンボジアは非常に勤勉なチームであり、試合で多くのランニングをする。彼らは諦めない精神面も持っており簡単ではない」と本田の手腕を高く評価し、カンボジア代表が急激な進化を遂げていると指摘した。

 今大会はカタールW杯アジア最終予選にも進出しているベトナムが本命視されているが、カンボジアもダークホースとして注目が高まっている。本田も2日に自身のツイッターで「昨夜シンガポールに到着した」と現地入りしたことを報告しており、監督として臨む国際大会に向けて気合が入っている。

〝本田監督〟が大舞台でどのような采配を見せるのか楽しみだ。