イタリア1部ユベントスが26日にトリノ市検察庁の財務警備隊(税務警察)による捜査を受けたと、スペイン紙「ムンドデポルティボ」が伝えている。

 同紙によると、検察庁は過去3年間におよぶユベントスの選手購入や売却の費用をはじめクラブの予算編成、その他不明確な活動について調査を進めており、2019―21年の間の文書を押収するため、クラブの株価に干渉しないよう、ミラノ証券取引所の閉鎖後の金曜日の午後にユベントスのオフィスに立ち入ったという。

「トリノ検察庁が開始した調査ではユベントスの経営陣が文書の改ざんや存在しない事業に関する虚偽の請求書の発行などの犯罪を犯した可能性を調査している」とし、特に「プレーヤーの購入または売却と一部のエージェントの利益に焦点を合わせている。調査対象は、商業、金融、スポーツ管理分野の取締役」と伝えている。

 過去3年となれば、2018年にポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウド(36)がユベントスに入団時期とも重なる。また先日にはC・ロナウドの代理人事務所がポルトガル当局にとって家宅捜査を受けたことが報じられたばかりだが、何かの関連があるのか。今後の動向が注目されそうだ。