最強ダブルエースが流出か。イングランド・プレミアリーグで日本代表MF南野拓実(26)が所属するリバプールで、10番を背負うセネガル代表FWサディオ・マネ(29)が来夏の移籍を検討していると、フランスメディア「Sports.fr」が伝えている。

 マネは2023年6月末でリバプールと契約満了を迎えるが、同メディアは「マネのエージェントは(モハメド)サラーの代理人ほど、活動的ではない」とし「セネガルのウイングは主要な役割のために、大幅な昇給を要求している」とし、推定2000万ユーロ(約25億6000万円)の年俸を求めて「リバプールの経営陣を困られている」と指摘。契約延長に交渉がうまくいかなければ、来夏の移籍を検討するというわけだ。

 さらに同メディアはマネの移籍金は8500万ユーロ(約108億8000万円)と見込まれていると指摘。それでも移籍市場に出れば同リーグのマンチェスター・ユナイテッドやマンチェスター・シティー、スペイン1部のレアル・マドリード、フランス1部パリ・サンジェルマンなど欧州ビッグクラブが動くのは確実という。

 ただ、リバプールにとってマネの流出は死活問題だ。すでにエースのエジプト代表サラーも契約延長の交渉が難航中。大幅昇給となる年俸2500万ユーロ(約32億円)を求め、サラーの代理人は移籍をほのめかすなど、退団も辞さない構えを見せている。その状況でマネも移籍となればチームは崩壊しかねない。

 もちろん、南野の処遇にも大きな影響が及ぶことになるが、チームを支えるダブルエースの動向が気になるところだ。