アルゼンチンの〝神童〟をめぐってスペインの2強が激突する。スペイン1部バルセロナがアルゼンチン1部リバープレートの同国代表FWフリアン・アルバレス(21)の獲得に乗り出すとスペインメディア「FICHAJES・NET」が伝えている。

 今シーズン低迷するバルセロナはクラブOBのシャビ監督が就任。チーム再建に取り組む中、同メディアは「バルセロナは攻撃を強化するために新しいストライカーを探している。そして完璧にフィットするであろう選手がアルゼンチンに出現している」とし、アルバレスの名前を挙げた。

 アルバレスはリバープレートで今季41試合に出場し20ゴール13アシストをマークするなど覚醒した。アルゼンチン代表にも選出されているように地元でも欧州進出が確実視されている逸材。同メディアも不振のバルセロナで「長い間、活躍してくれる」と、獲得を後押しした。

 ただ、アルバレスにはすでにイタリア1部ACミランやユベントスなどの欧州ビッグクラブが獲得への興味を示し、中でもスペイン1部レアル・マドリードはスカウトを派遣し、本格的な調査を開始。バルセロナが神童争奪戦に参戦すれば、ピッチ外の「クラシコ」となるのは間違いない。