イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドに所属するポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウド(36)の代理人として知られるホルヘ・メンデス氏の事務所が脱税の疑いで調査を受けた。

 英紙「デーリー・スター」によると、マネーロンダリングと脱税の調査を行っているポルトガル警察はポルトガル1部ブラガやギマラエンスのクラブオフィスや関連する法律事務所など20か所以上を捜索し、メンデス氏の事務所や元ポルトガル代表MFで現在代理人を務めているデコ氏の自宅も捜査したという。

 また、同紙はポルトガルの中央調査刑事局が「現在事実を調査中で脱税、社会保障詐欺、マネーロンダリングの犯罪が含まれる可能性があります。サッカークラブと第三者との間で締結された、申告と源泉徴収税の対象となる扶養家族の仕事の収入の隠蔽を考慮した模擬事業の疑いがあります」との声明を出したと伝えている。

 メンデス氏はC・ロナウド以外にも、イングランド・プレミアリーグのリバプールでプレーするポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタをはじめスペイン1部バルセロナのスペイン代表FWアンス・ファティ、さらにイタリア1部ローマのジョゼ・モウリーニョ監督らをサポートしている。

 メンデス氏の事務所は昨年3月にも警察が調査を実施しており、今後の捜査の行方とともにスター選手たちへの影響も気になるところだ。