サウサンプトンが来年1月に日本代表10番の獲得を検討している。イングランド・プレミアリーグのリバプールは24日(日本時間25日)の欧州チャンピオンズリーグ1次リーグのポルト(ポルトガル)戦に2―0で快勝し、日本代表MF南野拓実(26)も今季CL初先発で奮闘した。

 無得点ながらも勝利に貢献した南野についてユルゲン・クロップ監督は「タキ(南野の愛称)のプレーにはとても満足した」と、高い評価を与えるなど、チームに欠かせない戦力と認めた一方で、昨季に南野をレンタルで獲得したイングランド・プレミアリーグのサウサンプトンが来年1月に再び加入させることを検討しているという。

 英メディア「ハンプシャーライブ」は「サウサンプトンは2020―21年シーズンの後半に加入した南野を今季戻すことに興味を持っていた」とし「南野はこれまでにイングランド・プレミアリーグに3回出場しただけ。ファンは1月にレンタルで獲得できるのではないかと考えている」と伝えている。

 ただ、クロップ監督が絶賛したように最近の南野は好調をキープ。今季リーグ初得点をマークし、CL初先発を果たすなどチーム内で存在感を高めている。このため同メディアは「南野はこの冬、リバプールを離れることはなく、近づいているアフリカネーションズカップでクロップ監督はチームの穴を埋めるために起用する」と報じた。

 来年1月に開催されるアフリカネーションズカップのため、リバプールではエースのエジプト代表FWモハメド・サラーと10番のセネガル代表FWサディオ・マネが不在となる。そこで南野の需要が高まることから、リバプールに放出の意思がないというわけだ。

 冬の移籍市場では南野にオファーが殺到するとみられている中、かねて獲得に興味を示しているサウサンプトンは再び獲得に動くのだろうか。