【英国・リバプール24日(日本時間25日)発】日本の10番が存在感を発揮した。欧州チャンピオンズリーグ(CL)1次リーグB組で、日本代表MF南野拓実(26)が所属するリバプール(イングランド)はホームでポルト(ポルトガル)を2―0で下し、開幕5連勝を飾った。

 20日のアーセナル戦で待望の今季リーグ戦初ゴールを挙げた南野は、今季の欧州CLでは初となる先発出場。3トップの中央を務め、前半19分にはスルーパスに反応してチャンスを作った。

 後半7分にスペイン代表MFチアゴ・アルカンタラのゴールで先制すると、17分には絶好のチャンスが訪れた。FWサディオ・マネのシュートが相手DFに当たりボールが宙に浮くや、南野がボレーシュート。ゴールネットを揺らしたが、惜しくもオフサイドの判定で得点にはならなかった。

 リバプールは25分にFWモハメド・サラーが追加点を挙げて勝利。フル出場した南野は〝幻のゴール〟に終わったものの、冬の移籍市場に向けたアピールとなったようだ。