【スペイン・バレンシア23日(日本時間24日)発】ポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウド(36)が、監督問題で揺れるマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)を勝利に導いた。

 欧州チャンピオンズリーグ(CL)1次リーグF組のマンUは、敵地でビリャレアルと対戦。チームは成績不振でオーレグンナー・スールシャール監督を解任し、後任監督の選定を急いでいる。

 フランス1部パリ・サンジェルマンで指揮を執るマウリシオ・ポチェッティーノ監督が最有力候補とされる中、マイケル・キャリック暫定監督での初陣を迎えた。

 試合は一進一退の攻防が続き、スコアレスで迎えた後半33分だった。相手のミスからボールを拾ったC・ロナウドが鮮やかなループシュートを放ち先制。45分にはMFジェイドン・サンチョが加点し2―0で勝利した。

 周囲の喧騒をよそに、チームは2位以上を確定させ決勝トーナメント進出が決定。開幕から5試合連続弾となったC・ロナウドは自身のインスタグラムで「スペインで勝つのは素晴らしい。スペインでの得点に満足だ」と喜びをあらわにした。