監督問題に揺れるイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドが、フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)のマウリシオ・ポチェッティーノ監督の招へいへ向けて1000万ユーロ(約13億円)の契約解除金を提示した。

 低迷によりスールシャール監督を解任したマンUは後任監督の選定を急いでいるが、ポチェッティーノ監督を最有力候補として一本化。スペインメディア「トードフィチャージェス」などは「ポチェッティーノのPSGとの解約条項は1200万ユーロ(約15億6000万円)だが、ユナイテッドは契約するためにすでにほぼ全額を支払う用意がある。まずは1000万ユーロの補償のオファーをした話がある」と報道。まずは正式にオファーし、今後はPSG側が要求する額にも応じる方針だ。

 PSGはポチェッティーノ監督の退団に備え、すでにジネディーヌ・ジダン氏との交渉を開始しており、ポチェッティーノ監督のマンU指揮官就任に支障はない。あとは金額面で合意次第、就任が正式決定する運びとなっている。

 名門再建はアルゼンチンの名将に託されることになりそうだ。