フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)が、ドイツ1部ドルトムントのノルウェー代表FWエーリングブラウト・ハーランド(21)の獲得へ向け、総額500億円超のメガオファーを出すことになった。

 ハーランドを巡っては来夏の移籍に向けてビッグクラブの間で激しい争奪戦が繰り広げられているが、PSGが先手を打ちそうだ。

 フランス紙「10 Sport」は「スポーツディレクターのレオナルドが、選手のエージェントであるミノ・ライオラとの良好な関係を利用したいと考えている。他クラブが先に進むのを防ぐため、彼らはすでに交渉を始めている」と水面下で交渉がスタートしたと報じた。

 ハーランドが来夏に移籍する場合には、年俸や移籍金、代理人や父親への手数料など獲得にかかる費用が総額4億ユーロ(約520億円)に暴騰している。ビッグクラブでもそれだけの額を払えるチームは少ないが「ケライフィ会長には経済的な問題がない。彼らは喜んで多額の資金を投入する。プレーヤーの要求を満たすだけでなく、エージェントが受け取りたいボーナスなどの要求も満たす」と同メディアは指摘。ハーランド側の〝言い値〟に応じ、総額520億円の超巨額オファーを提示する構えだ。

 条件でPSGを上回るクラブは出てこないとみられる。ハーランドの去就問題が電撃決着するのか大きな注目が集まる。