スペイン1部バルセロナのフランス代表FWウスマヌ・デンベレ(24)が、シャビ新監督のもとで大遅刻を犯して波紋を呼んでいる。

 名門再建を託されたシャビ監督はチーム内の規律を正すために遅刻を厳罰化。そうした中でデンベレが12日の練習に3分遅れてさっそく罰金を科された。

 この際は遅刻がほんの数分だったこともあり同情の声も聞かれたが、今度は言い訳できないほどの大失態をやらかしてしまった。

 スペインメディア「ミオトラリーガ」は「フランス人選手は〝時限爆弾〟で非常に大きな問題を抱えている。彼はもはや練習が何時であるかさえ知らない点に達した。前回は数分遅れただけだが、それは繰り返され、はるかにばかげた形だ」と報道した。

 チームスタッフが練習開始時間にデンベレがピッチにいないことに気付いて慌てて電話すると、デンベレはまさかの反応。「(練習は)午後だと思っていたので、午前に練習があることを知らなかった」と答えたという。遅刻どころか練習時間を把握していない大チョンボに周囲はあ然とした。

「彼がチームからどれだけ離れているかということを表す例だ。彼のプロ意識に疑問が投げかけられている」と同メディアは批判した。

 デンベレは2019年夏の日本ツアー中に宿舎の日本人スタッフに対する侮蔑発言が明るみになり、世界中から非難されたばかり。シャビ新監督のもとで早くも失態を繰り返し、退団話が加速しそうだ。