日本代表MF久保建英(20=マジョルカ)が、フロレンティーノ・ペレス会長の〝後押し〟で保有元であるスペイン1部レアル・マドリードに復帰する可能性を指摘された。

 2019年夏に加入したRマドリードでは、EU圏外枠などの影響もあり、今季を含めて3シーズン連続でレンタル移籍となる中、スペインメディア「ディアリオゴル」によると、復帰に向けて強力なバックアップもあるという。ペレス会長は、さらなる日本のファン獲得やアジア市場での宣伝効果などを期待して、久保の復帰を推し進めているとのことだ。

 その背景には、ブラジル代表FWビニシウスが、かねて手続きを進めていたスペイン国籍を取得できる見通しとなり、EU圏外枠に空きができることもある。そこを久保で埋めるわけだが、Rマドリードにおける1枠を巡る争いだけに、今後も強力なライバルが現れてもおかしくない。ペレス会長の〝プッシュ〟は、どこまで効果を発揮するのだろうか。

 そんな久保は9月22日のRマドリード戦で膝を負傷して戦線離脱中。復帰プロセスは順調なようで、地元メディアによると、早ければ来月にも復帰するとの可能性もあるという。