スペイン1部バルセロナのシャビ新監督(41)が、チーム再建の切り札として〝禁断の移籍〟を要求している。

 低迷するバルセロナの再建を託されたシャビ監督は今後の補強策を練っているが、その中で目玉の一つとなりそうなのが宿敵レアル・マドリードからの引き抜きだ。

 スペインの移籍専門メディア「ミオトラリーガ」は「シャビが投じる最初の爆弾。彼はRマドリードのスターについてラポルタ会長に要求した」と報道。「それはMFイスコ(29)についてだ。Rマドリードに入団する前にバルセロナは契約を試みた過去があり、古くからの願いである。来年の夏、彼らは再チャレンジする」と意中の恋人だったイスコに白羽の矢を立てている。

「非常に魅力的なオプションであり、バルセロナが探しているプレーヤーのタイプにも合う」とシャビ新監督が構築しようとしているパスサッカーの担い手になると期待を寄せた。

 ただ、イスコを巡っては他の強豪クラブも注視。「ユベントス、そしてニューカッスルだ」と同メディアは指摘。イタリア1部の名門に加え、サウジアラビア皇太子が買収して話題のニューカッスルが莫大な資金力で獲得に乗り出している。

 シャビ新監督が名門再建へ向けて聖域なき補強策を進めている。