スペイン1部バルセロナの大物幹部が、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドに所属するポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウド(36)の獲得の可能性について爆弾発言した。

 バルセロナの幹部で前回の会長選にも出馬したトニ・フレイシャ氏が、クラブの地元カタルーニャ地方のテレビ局「ベテべ」の番組に出演し、スペイン紙「アス」など複数メディアがその様子を報道した。

 番組の中でフレイシャ氏は、永遠のライバルであるレアル・マドリードのエースとしてしのぎを削ったロナウドをバルセロナが今後獲得に動く可能性に言及。「そうした狂気じみたことを実行する瞬間は、今しかない」と断言した。大物幹部の発言だけに荒唐無稽な絵空事ではなく、少なくともロナウド獲得を推す意見がクラブ内にあることをうかがわせた。

 この爆弾発言は波紋を広げており、アルゼンチンメディア「オレ」は「バルセロナの会長候補者が、シャビ監督が到着してCR7(ロナウドの愛称)を誘惑する可能性について語った」と報道。「カタルーニャでは、負傷者の続出やクラブ運営の不規則性によって壊滅したクラブを助けるために、有名人を連れてくる話がある。それがロナウドだ」と指摘。攻撃陣の戦力補強に加え、営業面でも財政難にあえぐバルセロナにとって救世主になるというわけだ。

 ロナウドはマンチェスターUでスールシャール監督との確執により退団も取りざたされており、世界を驚かせる電撃移籍が実現する可能性も十分ありそうだ。