イングランド・プレミアリーグのトットナムは2日、アントニオ・コンテ氏が新監督に就任するとクラブ公式ホームページで発表した。契約期間は2023年6月末までの1年半となる。

 コンテ新監督はクラブを通じて「トットナムホットには、最先端の施設と世界で最高のスタジアムの1つがあります。選手として、そしてコーチとして、常に私を際立たせてきた情熱、精神、決意をチームとファンに伝えるために働き始めるのが待ちきれません」などとコメントした。

 そんな中、イタリアメディアの「カルチョメルカート」は来年1月の移籍市場で総額2億8000万ユーロ(約369億6000万円)に達する大型補強をクラブに要求したと報じている。「コンテは非常に具体的な要求を持っており(1月の)移籍市場での大規模な購入を望んでいます」

 中でもイタリア1部ユベントスのイタリア代表FWフェデリコ・キエーザとオランダ代表DFマタイス・デリフトが最初のターゲットになるという。移籍金はキエーザが9000万ユーロ(約118億8000万円)となり、デリフトは7000万ユーロ(約92億4000万円)となる。

 また、同1部インテルのオランダ代表DFステファン・デフライとMFマルセロ・ブロゾビッチ、同1部ACミランのDFアレッシオ・ロマニョーリ、同1部フィオレンティナのFWドゥシャン・ブラホビッチが獲得候補とし、移籍金の総額は約270億円になるわけだが、果たしてトットナムはコンテ新監督が望む戦力を補強できるか。