スペイン1部レアル・マドリードのベルギー代表FWエデン・アザール(30)が来年1月の移籍を拒否する見込みと、同国メディア「デフェンサセントラル」が伝えている。

 2019年にRマドリード入りしたアザールもここまで相次ぐ負傷に見舞われ、本来のパフォーマンスを発揮できていない。今季リーグ戦は9試合出場(先発4)の無得点となっており、古巣でイングランド・プレミアリーグのチェルシーが冬の移籍市場で獲得を検討し、世界一の金持ちクラブとなった同リーグのニューカッスルも熱視線を注いでていると各メディアで伝えられている。

 Rマドリードもアザールの放出に前向きと報じられている中、同メディアは「アザールはRマドリードで自分の存在に満足していないが、次の移籍市場でチームを離れることはない」とした上で「ニューカッスルとサインすることを考えていない。ましてやチェルシーに戻ることは考えていない」と報じている。

 アザールはRマドリードで本来のプレーを見せることに集中。負傷明けの身体的な問題についても専門家と改善に取り組んでおり「忍耐と仕事があれば、ピッチで重要な役割を果たせる」と信じているという。また、カルロ・アンチェロッティ監督との関係も良好でチームの力になるため、来年1月の移籍を検討していないというわけだ。

 すでにFW陣ではブラジル出身のビニシウスが覚醒し、アザールの出番は激減しそうな雲行きだが、スペインで復活できるのだろうか。