スペイン1部レアル・マドリードが今季絶好調のFWビニシウス(21)が1000万ユーロ(約13億2000万円)に引き上げられる可能性があると同国紙「マルカ」が伝えている。

 これまで国内リーグで82試合7得点だったビニシウスもようやく覚醒し、今季リーグはレギュラーの座をほぼ手中にし、11試合(先発9)で7ゴールをマークするなど、快進撃を見せている。同紙は「過去数か月で市場価値が急騰したため、現在チームで最も低い金額である年俸の引き上げを検討する可能性がある」と報じ、これまで年俸350万ユーロ(約4億6000万円)から1000万ユーロ以上になるという。

 Rマドリードとビニシウスの契約は2025年6月末まで。本来は満了となる2年前から契約更新の交渉を開始するが、例外的に時期を繰り上げる予定だ。また、ビニシウスの市場価値は4500万ユーロ(約59億4000万円)とされ、クラブは契約解除金を7億ユーロ(約924億円)に設定しているが、これも引き上げる準備が出ているという。

 ビニシウスはブラジル「TNTスポーツ」とのインタビューで契約延長について「何も言われていないが、本当に落ち着いている。時間はまだある」とし「どれだけのお金をもらえるのか、どれだけもらっているのかは重要ではない。重要なのは、最高のクラブにいる満足感だ」と話し、クラブ愛を強調していた。