イングランド・プレミアリーグのワトフォードは、10月30日の試合でサポーターから同性愛者差別のチャントが上がったとして調査に乗り出すことを発表した。

 ホームで開催されたサウサンプトン戦で、同性愛者を非難するチャントが行われたという。試合観戦に訪れたファンから報告を受けたとしているワトフォードは公式ツイッターで「同性愛嫌悪のチャントが起きたことを認識している。(報告した)サポーターから話を聞いて、協力して責任者の特定に向けて協力している」と、この問題の究明に厳しい姿勢で臨むことを発表した。

 英メディア「コートオフサイド」は「誹謗中傷することにより喜びを感じる人間がいる。絶対に許されるものではない」とチャントをしたサポーターを断罪した。その一方でクラブの問題解決の発表について「口先だけでなく、もしクラブがチャントを根絶できないのであれば、スタジアムを使用禁止にするなどの脅しをかけて解決していく必要がある」と断固とした対応を求めており、今後の動向が注目される。