イングランド・プレミアリーグ、アーセナルの日本代表DF冨安健洋(22)への賛辞が止まらない。敵地で行われた30日のレスター戦で右サイドバックでフル出場。2―0の勝利に貢献し、リーグ戦デビューからの無敗を7試合(5勝2分け)に伸ばした。

 前半30分には、相手エースのFWジェイミー・バーディーの決定機を阻止。MFジェームズ・マディソンからバーディーへのスルーパスをスライディングでカットした。通れば1点確実のシーンだっただけに、相手エースも思わず天を仰いだ。英紙「ガーディアン」のテキスト速報は「冨安が自身の価値を証明した。マディソンのパスをスライディングでカット。冨安がクリアしていなければ、バーディが得点を決めていた」と評価した。

 ミケル・アルテタ監督は試合後の会見で冨安について「彼がいてうれしいよ。彼は人としてとても素晴らしいし、バックラインで多くの落ち着きを与えてくれるトッププロだ。彼の守備や、われわれが何をしたいのかの理解力は最高だ。この国でのサッカーへの適応は、賞賛に値する」と絶賛。今後もさらなる活躍が期待できそうだ。