イングランド・プレミアリーグのリバプールに所属する日本代表MF南野拓実(26)はリーグカップ4回戦(27日=日本時間28日)の2部プレストン戦に今季2度目の先発出場。後半17分に先制点を決め、2―0の勝利に貢献し、チームをベスト8入りに導いた。9月21日の3回戦で2ゴールを挙げたのに続き今季3得点目。ここまでリーグ戦の出番はないが、好調をキープしているようだ。

 ユルゲン・クロップ監督は出番が少ない南野について「タキ(南野の愛称)はハイクオリティーだ。タキの問題は…同じポジションに本当に優秀な選手がいることを除けば何も問題はない。今夜の試合よりもトレーニングはもっと優れているし、彼はもっとも危険な選手であり、ゴールも決めた。チームのことも理解しているし、もっと良くなることは誰もがわかっている」と絶賛した。

 リバプールはエジプト代表FWモハメド・サラー、セネガル代表FWサディオ・マネ、ブラジル代表FWロベルト・フィルミノの3トップがチームをけん引。さらに今季リーグ4得点と好調のポルトガル代表MFディオゴ・ジョッタも控えており、今季好調をキープしている南野でさえも簡単にはポジションを奪えないわけだ。

 そんな南野は11月に日本代表としてカタールW杯アジア最終予選ベトナム戦(同11日)とオマーン戦(同16日)のアウェー2連戦に臨む。FW大迫勇也(神戸)、MF堂安律(PSVアイントホーフェン)、MF久保建英(マジョルカ)ら主力にケガ人が続出する中、10番を背負う南野が森保ジャパンを勝利に導くはずだ。