スコットランド・プレミアリーグのセルティックがJリーガー獲得を加速させている。今季加入の日本代表FW古橋亨梧(26)の活躍を受けて来年1月の移籍市場に向けて日本をターゲットにしているが、狙いは東京五輪世代のようだ。

 公認資格を持つ選手代理人は「転売できるようになるべく若い選手を求めているようだ。五輪世代? そういうこと。活躍すれば、すぐに(イングランド)プレミア勢が買いに来るから。戦力になるのはもちろんとして、ビジネスの面もある」とし、多くの選手がリストアップされているという。

 すでに東京五輪代表の横浜MのFW前田大然が獲得候補と地元メディアで報じられている中、他にも鹿島のDF町田浩樹(24)や川崎のDF旗手怜央(23)への興味が伝えられている。同代理人は「(アンジェ)ポステコグルーは(前横浜M監督として)日本にいたから選手の情報を持っている」と指摘した。

 また、Jリーガーだけではなくベルギー1部アントワープに所属する日本代表MF三好康児(24)やドイツ2部デュッセルドルフの同MF田中碧(23)の獲得も検討されているという。

 地元メディア「セルティックウェイ」はかねてJ1神戸のMFセルジ・サンペール(26)や鹿島のMF三竿健斗(25)がセルティックのターゲットになっていると報じている。ポステコグルー監督は1月の補強について「日本に限定するのではなく、広範囲で考えている」とコメントしていたが、今後の動向が注目されそうだ。