欧州チャンピオンズリーグ(CL)1次リーグ第3節(20日=日本時間21日)、F組のマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)はポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウド(36)の勝ち越し弾でアタランタ(イタリア)に3―2で勝利し、首位に浮上した。

 マンチェスターUは0―2で迎えた後半に反撃を開始。8分にイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードのゴールで追い上げると、20分には右サイドからのクロスに同DFハリー・マグワイアが右足ボレーを決め、同点とした。さらに36分に左サイドからのクロスにC・ロナウドがヘディングで合わせ、逆転に成功した。

 開幕から3試合連続ゴールで勝利に貢献したC・ロナウドはこの日、GKとの1対1など、何度もあった決定機を決め切れないシーンはあったものの、土壇場で千両役者の本領を発揮。一部メディアで報じられていた批判を払拭するとともに直近5試合で1勝1分け3敗と低迷し、解任がささやかれている指揮官をも救った。

 オーレグンナー・スールシャール監督は「誰かがC・ロナウドの仕事や態度を批判したいのならば、このゲームで彼がどのように走り回っていたかを見てくれ」とコメント。40歳まで現役を宣言しているC・ロナウドが今後も名門クラブをけん引していくはずだ。