イングランド・プレミアリーグ、リバプールの日本代表MF南野拓実(26)が、サウジアラビア政府系ファンドに買収されたニューカッスルのターゲットになるかもしれない。

 現地メディアでは同ファンドの総資産額は3200億万ポンド(約48兆6400億円)と報じられており、ニューカッスルは一気に世界一の金満クラブとなった。サポーターはFWリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン)やFWクリスチアーノ・ロナウド(マンチェスター・ユナイテッド)らスーパースターの獲得を夢見るほどだ。

 しかし手始めは現実な補強になるだろう。そんな中、リバプール専門メディア「リバプール・コム」は「ニューカッスルは来年1月に現在の所属クラブで出場機会に恵まれない選手や不満を持っていて退団を望む選手を獲得しようとする可能性が高い」と伝えた。その上でリバプールの南野、MFアレックス・オクスレードチェンバレン、FWディボック・オリギ、MFナビ・ケイタがニューカッスルに売却される可能性があるとした。

 南野は今夏も他クラブへの売却が模索されたが、交渉がまとまらず、リバプールに残留した経緯も指摘されている。それだけに来年1月も移籍話が浮上するのは自然な流れだ。ただその一方で来年1月の「アフリカ・ネーションズカップ」でエジプト代表FWモハメド・サラーとセネガル代表FWサディオ・マネが一時不在となるため、代役要員として今季後半も残留する可能性もある。

 いずれにしても南野の処遇はさまざまな思惑に左右されそうだ。