イングランド・プレミアリーグのニューカッスルが同リーグのマンチェスター・ユナイテッドから選手4人の引き抜きを計画していると、英紙「デーリー・メール」が伝えている。

 総資産48兆円超とされるサウジアラビア公共投資基金(PIF)が支援する共同事業体によって買収されたニューカッスルは、フランス1部パリ・サンジェルマンを抜いて世界一リッチなクラブとなった。今後は豊富な資金を駆使し、戦力補強に乗り出すと各メディアで報じられている。

 そんな中、同紙によると、ニューカッスルはPIF会長のサウジアラビアのモハメド・ビン・サルマン皇太子の主導で今後の大型補強を検討しており、マンチェスターUのオランダ代表のMFドニー・ファンデビークをはじめ、イングランド代表FWジェシー・リンガード、フランス代表FWアントニー・マルシャル、コートジボワール代表DFエリック・バイリーを望んでいるという。

「クラブは(来年)1月の移籍期間でマンチェスター・ユナイテッドで定位置を確保するのに苦労している4選手をターゲットにしたと考えられている。今年の冬に多額の資金を投入することが期待されている」と報じている。

 特にストライカーはポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウドとイングランド代表FWジェイドン・サンチョの獲得で人員整理が求められており、マンUもこの冬の売却に応じる可能性があるというが、資金力のあるニューカッスルが年明けの移籍市場をにぎわす存在になるのは間違いなさそうだ。