ドイツ1部ドルトムントに所属するノルウェー代表FWエーリングブラウト・ハーランド(21)が年俸5000万ユーロ(約64億円)で来夏にフランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)に移籍すると、イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が伝えた。

 ハーランドはドルトムントとの契約で2022年夏から移籍金が7500万ユーロ(約96億円)に設定されるため、今シーズン後に欧州ビッグクラブによる争奪戦が確実視されている。中でもハーランド自身が希望しているスペイン1部レアル・マドリード入りが有力とみられている中、ハーランドの代理人ミノ・ライオラ氏はPSGに年俸5000万ユーロを要求。これはFWリオネル・メッシ(34)の今季年俸3000万ユーロ(約38億4000万円)を上回る金額だ。 

 スペイン紙「スポルト」は「ガゼッタ―」の記事をもとにし「ハーランドのエージェントはPSGと契約した場合、年俸5000万ユーロをもらえるように要求した」とし、ライオラ氏がサポートするイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマが移籍金なしでPSGに加入したことなどから「クラブとの関係は良好だ」とも伝えている。

 PSGは所属するフランス代表FWキリアン・エムバペが来夏にRマドリードへ移籍することが確実となっており、代わりになるストライカーを確保したいため、ライオラ氏の申し出を受け入れるとみられている。もちろん、最終的にハーランド自身の意向が欠かせないが、巨額年俸でフランスに移籍するだろうか。