イングランド・チャンピオンシップ(2部)のノッティンガム・フォレストがベルギー1部シントトロイデンに所属するFW鈴木優磨(25)の獲得に再チャレンジすると、英メディア「HITC」が伝えている。

 8月末が移籍期限だった夏の移籍市場で、他クラブ入りをもくろんでいた鈴木は交渉が不調に終わり残留となった。土壇場で正式オファーを出していたノッティンガムFが来年1月に解禁となる冬の移籍市場で鈴木の獲得に乗り出すという。

 同メディアによると、シントトロイデンのデビッド・メーカーズ会長は「1月の移籍市場で鈴木優磨はノッティンガムFのオプションになるかもしれない」とコメントしたという。

 というのも、8月にノッティンガムFからオファーが届いた際、クラブ間では移籍金400万ポンド(約6億円)で合意していたものの、限られた時間の中で鈴木サイドと条件面で合意できなかったという事情があったためだ。また、シントトロイデンは鈴木の退団を見越して東京五輪代表FW林大地と原大智を獲得するなど、ストライカー陣の整理が必要とし、さらに新型コロナウイルスの影響で財政難に陥っていることからクラブ側は鈴木を来年1月に放出することに前向きなようだ。

 同会長は冬の市場解禁を前に「過去に特定の合意がなされており、最終的にはテーブルに戻ってくるでしょう」とも話していた。昨季17ゴールを決めた鈴木はシントトロイデンで再スタートしたばかりだが、今後の動向が注目されそうだ。