今夏にフランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)に大型契約で加入したスペイン代表DFセルヒオラモス(35)が、度重なる負傷でデビューのめどが立っていない。

 スペイン1部レアル・マドリードのレジェンドでもあるセルヒオラモスは、契約延長を断ってPSG入りを決断。年俸16億円の2年契約で加入し、大きな期待を集めた。

 しかし昨季痛めたふくらはぎをプレシーズン中に負傷。さらに9月に入ってまたもや再発して、新天地デビューが先延ばしになっている。

 米スポーツ専門放送局「ESPN」は、マウリシオ・ポチェッティーノ監督がラモスの状態について言及した様子を報道。「復帰予定日や見多しは決まっていない。我々もラモスも落ち着かなければならない。彼が完全に回復して、同僚たちと同じレベルに達したら出場機会を得ることができるだろう。すぐにそうなることを願っている」と慎重な言い回しに終始した。

 ラモスが試合に出場したのは5月初めが最後で、試合勘への不安も指摘されている。フランスメディア「10スポルト」は「多くの人々がセルヒオラモスの健康状態を懸念している」と悲観的に報じており、デビューが遅れるにつれて批判も高まってきそうだ。