ギリシャ1部PAOKの元日本代表MF香川真司(32)が2試合連続でベンチ外となり、現地メディアが構想外になったと報道した。

 香川は16日に行われた欧州カンファレンスリーグ(ECL)のリンカーン(ジブラルタル)戦に続き、19日のリーグ戦のアステラス・トリポリ戦でもメンバー外となった。

 ギリシャ紙「スポルタイム」は「香川は終わった。今はチームの重荷となっている」とついにチームで構想外になったと指摘。ルチェスク監督からは「退団のメッセージが伝えられた」と指揮官からも戦力外であることが告げられたと衝撃的に報じた。

 今夏も退団話が浮上していたようで、スペインへの移籍を模索したがまとまらなかったと同紙は説明。今後は来年1月の移籍市場で新天地を探すことになるとみられている。

 移籍先を模索することになるが、ギリシャで活躍できていない現状から欧州内での移籍は難しいのが実情。今夏に獲得に動いたポートランド・ティンバーズなど米メジャーリーグサッカー(MLS)のクラブのほか、Jリーグや中東でも複数クラブが好条件を準備して関心を寄せている。日本の元10番の去就がにわかに騒がしくなってきた。