ベルギー1部シントトロイデンの〝お騒がせ男〟FW鈴木優磨(25)が待望の今季初ゴールを決めた。19日にホームで日本代表MF伊東純也の所属するゲンク戦に先発し、前半アディショナルタイムにFW林大地からパスを受けたDF橋岡大樹がゴール前にクロスを供給。これに鈴木が合わせて先制した。

 鈴木は8月末が期限となっていた夏の移籍を希望し、シントトロイデンで今季の公式戦出場を拒否し、大きな物議を醸していた。ただ、オファーを受けながらも移籍に失敗し、ベルギー残留が決まると、素直に監督やイレブンに謝罪。再スタートしたが、待望の〝みそぎ〟ゴールとなった。

 ただ、試合は後半に同点に追い付かれると、38分に伊東が頭で折り返したボールをFWパウル・オヌアチュに決められて逆転を許し、そのまま1―2で敗戦となった。

 また、シントトロイデンは鈴木や林、橋岡とGKシュミット・ダニエルの日本人の4人が先発し、FW原大智とFW伊藤達哉が途中出場。DF松原后は出番はなかったものの、日本人7人がメンバー入りし、6人が出場。敵チームの伊東を合わせると日本人7人がピッチに立つという珍しい試合だった。